値上げ、別れ、新たな歴史…「世相」で振り返る鹿児島の1年（2）

MBC

シリーズでお伝えしている「かごしまこの1年」。最終回は「世相」でこの1年をふり返ります。

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一方、「カネ」を巡って、心配な出来事もありました。老舗百貨店の山形屋が360億円の負債を抱え、経営を再建へ。

（地元の人）「思い出がいっぱい」「県内唯一のデパート。頑張ってほしい」

商業施設といえば…かつて「鴨池ダイエー」と呼ばれ親しまれた「イオン鴨池店」が施設の老朽化で閉店。2万人に見守られ、49年の営業を終えました。

幕を下ろしたものもあれば、新たな「歴史」のスタートとなった出来事も。川内大綱引が国の重要無形民俗文化財に指定。

（川内大綱引保存会・下麥昭一副会長）「このような喜びの報告があったことは、ありがたいというか感謝すべきところ」

日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に。

（杜氏の里笠沙5代目杜氏　黒瀬道也さん）「先代の杜氏が今まで培ってくれた伝統の焼酎づくりが、世界に向けて発信できることが素晴らしい」

男子校の鹿児島商業高校が創立130年で男女共学に。

（生徒）「盛り上がって楽しかった」「華がある。いつもの1.5倍の力がでた」

男子校時代の名物応援、チンチンチャイナマイも健在。

2024年も残りあと6日。今回の年末年始は日並びの良さから「奇跡の9連休」とも。

（街の人）「来年も頑張らなきゃいけないことが多い。9連休で元気をつけて来年も頑張りたい」

来年の干支は、これまでの努力や苦労が実を結び始めるとされる「巳年」。新たな1年、笑顔あふれる1年になることを願いたいものです。