この冬一番の寒気 県北部で積雪 鹿児島市は初雪

MBC

鹿児島県内はこの冬一番の寒気が流れ込み、厳しい冷え込みとなりました。
山沿いを中心に雪が積もりました。

10日朝の最低気温は霧島市牧之原でマイナス3.3度、鹿屋市輝北でマイナス2.5度、伊佐市大口でマイナス1.6度と県内7か所の観測地点で氷点下となりました。

出水市とさつま町を結ぶ国道328号の紫尾峠では、道路が凍結し、車数十台が立往生しました。

(トラック運転手)
「まさかここまでとは思わなかった。スタッドレスタイヤだが、全然登っていけなかった」

長島町では車のフロントや港に停泊している船に薄っすらと雪が積もりました。

霧島市牧園町では、温泉街の駐車場の車に雪が積もりました。

（登校する子どもたち）
「寒くて布団から出られない」

「初雪を観測した鹿児島市の牟礼岡1丁目。車や住宅の屋根にはうっすら白い雪。路面は凍っている」

鹿児島市でも9日夜、雪が降りました。平年より4日、去年より19日遅い初雪となりました。

坂道では車が横転する事故がありました。スリップしたものとみられます。

道路の状況です。積雪で通行止めとなっているのは、
▼屋久島の2つの県道の一部。

チェーンなどのすべり止めが必要となっているのは、
▼伊佐市大口の国道267号と国道268号、それに国道447号の一部区間。
▼国道328号は鹿児島市花尾町付近で。
また霧島方面の県道の一部ですべり止めが必要です。

海上は波が高く海の便に乱れが出ています。

欠航となったのは
▼「高速船甑島」
▼山川・根占航路の「フェリーなんきゅう」
▼屋久島町の「フェリー太陽II」
▼「フェリーみしま」
「定期船せとなみ」と「フェリーはいびすかす」の午前中の便。
「種子屋久高速船」は、午前中のほとんどの便。

それに「フェリーきかい」の上り便が欠航します。