日向灘地震 鹿児島県内最大震度4から一夜明け 気象庁「同程度の地震に注意」

MBC

日向灘で13日夜発生した最大震度5弱の地震について、気象庁は南海トラフ巨大地震との関連を調べていましたが、「巨大地震が起きる可能性が高まっていると考えられない」として、調査を終了しました。ただ、今後1週間は同じ程度の地震への注意を呼びかけています。

13日午後9時19分ごろ、日向灘を震源地とする地震が発生し、震度4を鹿児島市、鹿屋市、垂水市、曽於市などで観測しました。

この地震について気象庁は13日夜、南海トラフ地震臨時情報「調査中」を発表し、南海トラフ巨大地震との関連を調査しました。その結果、より精度の高い地震の規模を示すモーメントマグニチュードは6.7で、「巨大地震注意」の発表基準である7.0には満たないことがわかったということです。

気象庁は「南海トラフ地震が発生する可能性が、相対的に高まったと考えられる現象ではなかった」としたうえで、調査を終了しました。

（記者）
「JR志布志駅です。車両は朝からホームに留まったまま。人気もなく閑散としている」

一夜明け、JR日南線は志布志と南宮崎の間で線路の点検のため、始発から運転を見合わせています。

日南線は午後1時ごろから運転を再開する予定です。

県などによりますと、姶良市の70代女性が自宅一階の窓から転落し、首などの痛みを訴えているということですが、その他に被害の情報は入っていません。

気象庁は今後1週間ほどは日向灘を震源地とする同じ程度の強い地震に注意するよう呼びかけています。