参院選出馬意向の尾辻朋実氏「あきらめきれなかった 命を守る」

MBC

夏の参院選鹿児島選挙区を巡り自民党の参議院議員・尾辻秀久さんの三女朋実さんが立憲民主党の推薦を受け無所属で立候補する意向です。尾辻朋実さんが16日、MBCのインタビューに答えました。

（無所属・立憲推薦で立候補へ　尾辻朋実氏・43）「父を正しく継承しつつ、どんだけ怒られても胸を張って2世だと言い続ける。でも一方で私は女性だし、年齢も違う。これからの新しい政治をつくらなければいけない」

尾辻朋実さんは鹿児島市出身の43歳です。今期限りでの引退を表明した参議院鹿児島選挙区の自民党現職・尾辻秀久前参議院議長（84）の三女で、公設秘書を務めています。

去年、自民党の公認候補の選考から漏れましたが、無所属で立候補する意向で立憲民主党の推薦を受けます。

16日、MBCの取材に対し、決意を語りました。

（無所属・立憲推薦で立候補へ　尾辻朋実氏・43）「自民党からは『あなたじゃないよ』と言われたが、絶対にあきらめられない気持ちがあった。（父からは）『決めたんだったらしっかりやってこい、勝たなきゃ意味がない』と言われた」

また、世襲については「批判を受け止める」とし、次のように答えました。

（無所属・立憲推薦で立候補へ　尾辻朋実氏・43）「私は2世。たたき上げではない。尾辻秀久がいたから私はこの世界を目指す。社会保障制度も待ったなし。自殺対策も絶対にやっていきたい。命を守るのが政治の一丁目一番地」

定数1の鹿児島選挙区を巡っては、自民党公認で元職の園田修光さん（67）が立候補を予定していて、国民民主党や共産党も公認候補の擁立を目指しています。