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【次は60万年後か アトラス彗星(C/2024 G3)】鹿児島で撮影に成功【アトラス】という名の【彗星】がたくさん存在する理由

MBC南日本放送 / 2025年1月21日 18時0分

MBC

アトラス彗星(C/2024 G3)

『アトラス彗星』は去年2024年に発見された彗星です。小惑星センターのコードでは【C/2024 G3 ATLAS】と表され、その撮影にMBC気象予報士 亀田晃一が成功しました。

今月下旬にかけて日没直後、南西~西南西の低い空に条件が良ければ、見られるかもしれません。

去年9月末~10月中旬『紫金山・アトラス彗星』が日本各地で見られました。
この『紫金山・アトラス彗星』は【C/2023 A3 Tsuchinshan-ATLAS】という彗星で、どちらもアトラスという名が付きますが、今回の『アトラス彗星』とは別の彗星でした。
紫金山・アトラス彗星はこちら

【彗星】の名前の付け方

国立天文台によれば
「『彗星』が新しく発見された場合、自動的に発見者の名前が付けられ、発見した順に3人まで名前が付きます。」とのことでした。

「アトラス」さんが、この2つの彗星を発見したのかと思いきや、実は「アトラス(ATLAS)」というのは人の名前ではなく、日本語で【小惑星地球衝突最終警報システム】と呼ばれ、ハワイ大学天文学研究所(IfA)が開発・運用しているシステムでした。

「アトラス(ATLAS)」について

「アトラス(ATLAS)」つまり【小惑星地球衝突最終警報システム】は、地球の近くにある小さな天体の観測(掃天観測)を行い、地球に衝突するおそれがあるときには、早期に警告するシステムのことです。

先ほどの【紫金山・アトラス彗星】は、この『アトラス(ATLAS)』と中国の天文台『紫金山天文台』が発見し、『紫金山天文台』の方が先に発見したので【紫金山・アトラス彗星】という名になりました。

『アトラス』と名の付く彗星はたくさんある

「アトラス(ATLAS)」は装置による観測のため、人の目による観測よりも彗星を見つけやすく、【アトラス(ATLAS)彗星】で検索するとたくさんの彗星の名前が表示され、発見年をベースとしたコード番号で区別されています。
云わば、世界のコメットハンター(comet hunter)の敵とも言える存在です。

次にみられる彗星は?

今年の11月に【クリステンセン彗星】が接近します。
大型望遠鏡なら観測できるかもしれません。それほど明るくないので、お近くの天文台などの観測会を利用するのも良さそうです。

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