硫黄島の山林火災 2日以上が経過した現在も延焼中 現地から中継 鹿児島・三島村

MBC

鹿児島県三島村の硫黄島でおととい19日に発生した山林火災は、まる2日以上たった今も延焼中です。硫黄島から中継です。

（記者）「私はいま、硫黄島の南側にある港からすぐ近くでの集落にいます。私のうしろの切り立ったがけでは、現在も火がくすぶっており、日中、白い煙が立ち上る様子もみられました」

三島村などによりますと、19日正午前、岬橋付近で煙が出ているのに駐在所の警察官が気づきました。橋の近くの草やぶから出火したとみられ、これまでに5000平方メートル以上が焼けました。

島には125人が住んでいますが、けが人の情報は入っていません。

県本土の消防や塩田知事から災害派遣要請を受けた自衛隊が消火活動にあたっています。

島の住民は「夜は海面が照らされるほどの火の勢いだった。竹が破裂する音が夜通し響き、不安で眠れなかった」と話していました。

（島民）「火の勢いによってはぼーっとあがっていて怖かった。素人からみても近寄ったらいけないと。橋から向こうは火の思うままに広がって、どんどん竹の音が一晩中していて、住民は眠れなかったと思う」

現在は火の勢いは弱まっているものの、鎮火に至っておらず、あす22日以降も消火活動は続く見込みです。