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信号待ちで「コンビニの駐車場」を“ショートカット”するのは交通違反?警察に聞いてみると

MBC南日本放送 / 2025年1月27日 9時58分

MBC

視聴者から寄せられた映像です。

赤信号で停まっている車を後続車が追い越し、次から次に左にあるコンビニの敷地内へ。目撃した人によると現場ではコンビニの駐車場を横切り、再び道路に出て左折する車もいるといいます。

交差点を左折する車が、赤信号待ちを避けるため、左側にある店の駐車場を通り抜け、再び道路に出る行為、いわゆる「ショートカット」を見たことがあるという方もいるのではないでしょうか。

県外では過去に子どもがはねられ亡くなる事故も起きています。

ショートカットの現場に来てみると

(記者)「こちらが現場の交差点。近道に使われた歩道は2mほど。近くには保育園もあり人の出入りも多い場所です」

現場は、鹿児島市下福元町の、影原交差点です。ショートカットする車は、七ツ島方面から平川方面へ左折する際の赤信号待ちを避けるため、左脇にあるコンビニの駐車場を通り抜け、国道へ左折していくといいます。

(近所に住む人)
「小学生も多いので危ない。交通ルールにのっとり運転してもらいたい」
「最近多いと思う、危ない。夕方が多い」

こうしたコンビニなどの駐車場を抜ける運転は、「ショートカット」や「コンビニワープ」などと言われ、歩行者やコンビニなどの利用者が危険を感じています。

「2台3台と驚いた…」歩道を走っている車も…

映像が撮影された時間帯は午後4時過ぎ。別の角度から見てみると、撮影した男性が乗る車を追い越した複数の車は、進入した歩道をそのまま走って、コンビニの駐車場を進んでいました。撮影した男性は・・・。

(撮影した人)「左側の視野に黒い物体があって、見たら軽乗用車が1台。横着な運転をする人がいると思ったら2台3台と、驚いた。あきれるしかない」

複数の車が、歩道を走行したあと、コンビニの駐車場を横切って「ショートカット」していました。

こういったショートカット行為はコンビニに限らず、ガソリンスタンドやスーパーなど交差点に面した店の駐車場で頻発しています。

大分県では2020年、飲食店の駐車場で、当時3歳の女の子が、近道をしようとした軽トラックにはねられて亡くなりました。

警察に聞いてみると

警察によりますと、道路交通法では、こうした通り抜け行為自体が罪に問われることはありませんが、歩道を走行すると3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられます。

歩行者がいなくても一時停止

道路交通法の規定は「車両は、歩道に入る直前で一時停止し、かつ、歩行者の通行を妨げないようにしなければならない。」とされています。しかし、ショートカットして歩道を横切る車の中には、一時停止しているようには見えない車もあります。

道路交通法では、車道から歩道を横断する直前には、歩行者がいなくても一時停止する必要があり、違反した場合は普通車で7000円の反則金となります。

歩道を横切る直前で一時停止しないと、歩行者や自転車を見逃して事故につながるおそれもあります。

警察は「急ぐ気持ちがあると、とっさの判断が難しくなる。ゆとりとおもいやりを持った運転を心がけてほしい」と呼び掛けています。

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