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桜島フェリー深夜便をことし10月から取りやめへ…利用客減で赤字続く 鹿児島

MBC南日本放送 / 2025年1月29日 15時52分

MBC

利用客の減少が続いている桜島フェリーについて、鹿児島市はことし10月から深夜の定期運航を取りやめる方針を発表しました。

(鹿児島市 下鶴隆央市長)
「桜島フェリーの将来へわたった安定的・継続的な運営を行うために、令和7年10月から緊急車両の輸送体制を確保した上で、深夜帯の一部を減便する方針を固めたところ」

去年で就航90年となった鹿児島市が運営する桜島フェリーは、41年前の1984年から24時間体制で運航を続けてきました。

しかし、利用客の減少や燃料費の高騰などから、このところ9年連続で赤字となっていて、昨年度までの累積赤字は、27億円あまりです。

市の調査で桜島フェリーの深夜便では1便あたりの平均が旅客が4.9人、車両が5.2台だったということです。

これを受け、市はことし10月1日から、午前0時から午前3時台までの定期便、あわせて8便の運航を取りやめる方針を決めました。市は減便により年間3500万円の削減につながるとしています。

(鹿児島市 下鶴隆央市長)
「安定的に運航するにはやむをえない。ご理解いただきたい」

24時間体制での運航とりやめに、桜島の住民は?

(桜島の住民70代)
「そうなると思いますよ。経費がやっていけないわけですから」

(桜島の住民50代)
「そのときの社会情勢に応じて変わっていくことも、これからは必要。ヘリコプターで救急搬送もされているので最大限活用してほしい」

(桜島の住民60代)
「前から夜は少ないという話は出ていたから仕方ない。人口もどんどん減っていくので、早めにフェリーを廃止して橋をかけるのが一番良かったのではないか」

市は救急搬送などの場合は、緊急の運航体制を確保するとしています。

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