女性の腕に“防御創”、強い殺意あったか 徳之島保育士殺人事件、逮捕の男子高校生(18) 鹿児島

MBC

徳之島で去年11月、保育士の女性が殺害された事件で、鹿児島県警は、県内の男子高校生を逮捕しました。女性には首などに十数か所の傷があり、県警は、強い殺意をもって殺害したとみて動機などを調べています。

この事件は、去年11月20日の夕方、伊仙町の保育士・菊池房子さん(55)が自宅で刃物のようなもので刺され、殺害されたものです。

県警は今月1日夜、県内に住む18歳の男子高校生を殺人などの疑いで逮捕しました。男子高校生は菊池さんと面識があり、容疑を認めているということです。

県警は、凶器とみられる刃物を押収しています。菊池さんの死因は出血性ショックで、捜査関係者によりますと、体には十数か所の傷があり、このうち首の傷は貫通するほどの深さだったということです。

その後の取材で、菊池さんの腕には身を守ろうとしてできた「防御創」とみられる傷があったことが分かりました。

県警は現場の状況や傷の深さなどから、菊池さんは強い殺意をもって殺害されたとみて調べています。また、室内は荒らされた形跡がなく、玄関は施錠されていたことがわかっています。

県警は犯行の動機などを調べています。