【最強寒波】大雪は「海水温」が一因か?週末に再び強い寒気 気象予報士解説
MBC南日本放送 / 2025年2月5日 19時19分
長引く強い寒波。なぜこのような大雪になったのか。今回の大雪の特徴と、今後の見通しについて、亀田気象予報士の解説です。
まず、ここ1時間の雨雲のレーダーです。雨雲が海上から陸地の方に流れ込んできています。この雨、標高の高いところでは、もうすでに雪に変わっています。
6日朝まで雪雲がかかり続けますので、薩摩地方の特に山地では6日の夕方までに多いところで10センチの予想ということで、また注意が必要です。
さて今回、大雪となったのは、さまざまな理由が考えられますが、その一つが東シナ海の海水温です。
現在、県本土西の東シナ海の海面水温は18度もあります。連日、最高気温が10度以下の県本土にとっては、この18度という水温はかなり暖かいです。その上空には氷点下の大変冷たい風がビュービュー吹いているわけです。
そうなりますと、その温度差によって対流が発生し、積乱雲が次々に発達して雪雲になります。その雪雲が県本土に断続的に流れ込んで大雪をもたらすというメカニズムになっています。
では、なぜそれが長く続くかと言いますと、現在、上空の流れが南北に蛇行していることによって、この気圧配置の動きが非常に遅くなっているので、冬型が長く続いてこの寒さが居座っているというわけなんです。
では、この先の週間予報を見てみましょう。一旦ピークは抜けましたが、また8日土曜日に今回と同じぐらいの寒気が南下します。その後、来週になりますと天気は持ち直し、気温も平年並みになりますので、もうしばらくの辛抱ですね。
注意点ですが、ご覧のように積雪による路面凍結や見通しの悪化、そして農作物の管理に引き続きご注意ください。
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