「立花 アマドゥ」行き先を何度も変更した末、乗客の男がタクシー運転して走り去る 窃盗容疑で逮捕

兵庫県尼崎市で、タクシーの運転手が運転席を離れているスキに、乗客が、自ら運転して走り去る事件があった。警察は窃盗容疑で２０歳の男を逮捕した。

警察によると、逮捕までの経緯はこういう話のようだ。

きのう午後、大阪市内で８７歳のドライバーが運転する個人タクシーに若い客が乗った。

客の男は尼崎市内の「立花」や「（商業施設）アマドゥ」など行き先を何度も変更。

大阪が拠点のタクシー運転手は、助けを求めるためいったん降車、別のタクシー運転手と話していたすきに、男が運転席に乗り込み、その場を去ったというのだ。

それが午後３時４５分ごろのこと。

その約２５分後、尼崎南署に一人の人物が現れて、「商業施設のアマドゥ」の行き先を尋ねたという。

すでに警察には、タクシー運転手から「タクシーが盗まれた」という通報が入っていたことに加え、訪ねてきた人物と容姿が似ていたことなどから、警察は男を緊急逮捕。

そしてタクシーは、盗難現場から約３００ｍ先の路上に乗り捨てられているのが見つかった。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、大阪市淀川区の自称・無職の２０歳の男で、調べに対して男は「知らない」と容疑を否認しているという。