小林製薬 紅麹問題を受けて万博への出展を断念「引き続き信頼回復に全力で取り組む」

　小林製薬が万博への出展を断念です。

　紅麹サプリをめぐる健康被害が相次いでいる問題で、小林製薬は来年の大阪・関西万博で準備していた『大阪ヘルスケアパビリオン』について、出展や協賛を取りやめると発表しました。

　小林製薬は、商品の回収や原因究明などに最優先で取り組むためだと説明していて、「引き続き、厚労省など関係各所の調査に全面協力し、皆様からの信頼回復に全力で取り組む」としています。

　大阪ヘルスケアパビリオンは、「いのち」と「健康」をテーマに大阪府と市、経済界が出展するパビリオンです。小林製薬はパビリオンの中で６つあるスポンサーランクのうち、上から２番目のランクの協賛金５億円以上のプレミアムパートナーでした。

　大阪府の吉村洋文知事は「紅麹対応に集中したいという小林製薬からの申し出を受けることにした。しっかり対応をお願いしたい」と話しています。