「三木楽器」の取締役を逮捕 ワシントン条約で規制されている木材をパラグアイから密輸しようとした疑い「２０回から３０回ほど輸入し、ギターとして販売していた」

　ワシントン条約で規制されている木材を密輸しようとした疑いで、「三木楽器」の役員が逮捕されました。

　関税法違反の疑いで逮捕・送検されたのは、大阪に本社がある楽器販売会社「三木楽器」の取締役・磯部壮容疑者（４７）です。

　警察によりますと、磯部容疑者は今年１月から２月にかけて、国際取引が規制されている「ツルサイカチ属」の木材５０枚を、パラグアイから密輸しようとした疑いが持たれています。家具や弦楽器などの材料として使われているツルサイカチ属の木材は、絶滅が危惧されるとしてワシントン条約で国際取引が規制されていますが、磯部容疑者は規制対象ではない別の木材と偽って申告していたということです。

　磯部容疑者は容疑を認め、「２０回から３０回ほど輸入し、実際にギターとして販売していた」と話しているということです。また、警察は三木楽器についても書類送検しています。