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大阪・関西万博の会場で作業員が工具滑らせ刃先が手に当たる 左手親指を縫うケガ「大阪ヘルスケアパビリオン」で初の労災 発生から事故公表まで12時間以上

MBSニュース / 2024年7月2日 10時40分

大阪・関西万博の会場で作業員が工具滑らせ刃先が手に当たる 左手親指を縫うケガ「大阪ヘルスケアパビリオン」で初の労災 発生から事故公表まで12時間以上

 来年の大阪・関西万博で、大阪府と市などが建てる大阪ヘルスケアパビリオンをめぐり、大阪府・市の万博推進局は、男性作業員が工具を滑らせて刃先が左手親指に当たり、何針か縫う軽いけがをしたと発表しました。

 大阪府・市の万博推進局によりますと、1日午前11時ごろ、大阪ヘルスケアパビリオンの本館棟1階のトイレで、電気配線を通すために壁に穴を開ける作業をしていた男性作業員が、電動ドリルの先に穴を開ける刃をつけた工具を滑らせ、左手の親指に刃先が当たり、何針か縫うけがをしたということです。

 この事故で男性作業員は、傷口からの菌感染を防止するため1週間入院することとなったということです。

 大阪ヘルスケアパビリオンでの労働災害は初めてで、今後、施工を担当するゼネコン・竹中工務店が労働基準監督署に報告することにしています。


 ▼発生から事故公表まで12時間以上・・・推進局「判断に迷った」

 万博推進局によりますと、男性作業員はけがをした後、会社の同僚に連れられて病院を受診。そこで、傷口を縫う治療や1週間の入院が必要と診断されたということです。

 発生から約3時間後の午後2時ごろ、万博推進局は施工を担当しているゼネコンの竹中工務店から、事故の連絡を受けます。ただ、万博推進局が事故を公表したのは、2日午前0時すぎ、発生から12時間以上経っていました。

 発生から12時間以上経って公表したことについて、万博推進局関係者は、労災を公表するかどうかは、事案ごとに判断するとしていて、今回は作業員本人に命に別状がないこと、入院するといっても大事を取った入院であること、けが自体は軽傷の部類に入ることから、「公表するか判断に迷った」といいます。

 ただ、労災事故が「4日以上の休業災害」を伴うものは、博覧会協会に報告する必要があることなども加味し、公表することとしたということです。

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