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「家族にホース打ちつけられ暴行」母国で迫害された同性愛の男性 難民認定命じる判決

MBSニュース / 2024年7月5日 10時20分

「家族にホース打ちつけられ暴行」母国で迫害された同性愛の男性 難民認定命じる判決

 北アフリカ出身の男性が同性愛を理由に迫害を受けたとして難民認定を求めていた裁判で、大阪地裁は男性の訴えを全面的に認め国に難民認定を命じる判決を言い渡しました。

 北アフリカ出身の同性愛者の男性(30代)は、母国の宗教がイスラム教で国の法律は同性愛を禁じています。

 男性は同性との交際を知った家族から身体にホースを打ちつけられるなどの激しい暴行を受けたほか、保護を求めた警察に投獄を示唆されるなどしたため5年前に来日。

 難民認定の申請をしたものの認められず、提訴していました。

 判決で大阪地裁は、「帰国した場合、家族からの危害や逮捕などの身体拘束を受けるおそれがあり難民に該当する」として男性の訴えを全面的に認め国に難民認定するよう命じました。

 LGBTQ(性的少数者)への迫害を理由に難民と認めるよう命じた司法判断は、全国で2例目だということです。

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