1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

【食中毒】「なれ寿司」食べた高齢者3人がおう吐や下痢の症状 黄色ブドウ球菌を検出 和歌山県

MBSニュース / 2024年7月13日 18時40分

【食中毒】「なれ寿司」食べた高齢者3人がおう吐や下痢の症状 黄色ブドウ球菌を検出 和歌山県

 和歌山県内の産直市場で販売されていた郷土料理の「なれ寿司」を食べた高齢者3人が、おう吐や下痢などの症状を訴えました。県は食中毒と断定し、製造業者を3日間の営業停止処分にしました。

 和歌山県によりますと、7月7日、御坊市消防から保健所に「午後4時ごろ、食中毒の症状がある家族3人を搬送した」と連絡がありました。3人は70代~80代の男女で、吐き気・おう吐・下痢の症状が出て一時入院したものの、現在は回復傾向にあるということです。

 保健所が調査したところ、3人は有田川町の食品製造業者が7日に作ったなれ寿司を食べていたことが判明。2人の便や未開封の商品から「黄色ブドウ球菌」が検出されたなどとして、なれ寿司を原因とする食中毒と断定したということです。湯浅保健所はこの製造業者に対し、13日から15日まで3日間の営業停止を命じました。


 ◎黄色ブドウ球菌について(和歌山県の資料より)
 <分布>
  広く環境中に分布し、健康な人の鼻腔、咽頭、腸管等にも生息。

 <潜伏期間>
  1~5時間(平均3時間)

 <症状>
  吐き気、おう吐、腹痛、下痢など 通常1~2日で回復。

 <特徴>
  食品中で菌が増殖するときに毒素(エンテロトキシン)を産生し、これが食中毒の原因となる。毒素の産生には適当な温度と時間が必要。また、菌自体は十分な加熱で容易に死滅するが、いったん産生された毒素は熱に非常に強く、120℃・20分の加熱でも破壊されない。

 <予防方法>
  ・手指の洗浄や消毒を十分に行う。
  ・手指に切り傷や化膿巣のある人は調理しないか食品に直接ふれないよう手袋を着用する。
  ・食品や原材料等の室温保管は避け、冷蔵保管する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください