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“ワイン催促疑惑”に斎藤知事「現時点で回答できない」 脅迫を受けて公務を急きょ取りやめも

MBSニュース / 2024年7月16日 17時35分

“ワイン催促疑惑”に斎藤知事「現時点で回答できない」 脅迫を受けて公務を急きょ取りやめも

 ワインを催促した疑惑について、渦中にいる知事は「現時点で回答できない」と話しました。

 (兵庫県 斎藤元彦知事)「県政をひとつひとつ前に進めていくと。仕事を進めていくことが私の責務だと思っています」

 7月16日の会見で改めて「辞職」を否定した兵庫県の斎藤元彦知事。斎藤知事をめぐっては今年3月、県の西播磨県民局長だった男性(60)が、パワハラやおねだり体質など7つの疑惑を告発する文書を作成して配布していました。斎藤知事は当初、疑惑について次のように話していました。

 (兵庫県 斎藤元彦知事 今年3月)「事実無根の内容が多々含まれている。うそ八百を含めて文書を作って流すという行為は公務員として失格です」

 県は文書について「核心的な部分は事実でない」として、元局長を停職3か月の懲戒処分としました。しかしその後、県の内部調査で文書の内容が一部事実だったことなどが判明。疑惑を調査するため百条委員会が議会に設置されました。

 そんな中、事態が大きく動いたのは7月7日。百条委員会に証人として出頭する予定だった元局長が、姫路市内で死亡しているのが見つかったのです。関係者によりますと、元局長は、百条委員会で発言する予定だった内容の陳述書のほか、知事が出張で訪れた地域のワインについて「私も飲んでみたい」「折を見てお願いします」などと“催促”する音声が記録されたデータを残していたということです。

 斎藤知事は、ワインを催促した疑惑について次のように述べました。

 (兵庫県 斎藤元彦知事)「現時点でそれに対して自分の記憶とか、そういったものが回答できない状況です。もちろん詳細が今後わかり次第、しかるべきはしっかりと回答していくということは考えています」

 また、16日午後に予定していた公務を、脅迫を受けたため急きょ取りやめたことも明かした斎藤知事。こうした状況については…

 (兵庫県 斎藤元彦知事)「視察自体は私が行くことを含めて中止にさせていただいていますが、それでも大事な施策としては着実に進んでいますので。私自身が出席しなかったとしても、さまざまな施策はひとつずつ前に進んでいると考えています」

 元局長が残した音声データなどについては、次回の百条委員会で取り扱う資料として認めるかどうかをはかりたいとしています。

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