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【速報】プールで小1男児死亡 滋賀県長浜市の事故まもなく1年 業務上過失致死容疑で放課後児童クラブの元園長を書類送検

MBSニュース / 2024年7月18日 14時25分

【速報】プールで小1男児死亡 滋賀県長浜市の事故まもなく1年 業務上過失致死容疑で放課後児童クラブの元園長を書類送検

去年7月26日、滋賀県長浜市のプールで小学1年の男の子が死亡した事故。

痛ましい事故からまもなく1年となるきょう、警察が業務上過失致死の疑いで、放課後児童クラブで当時園長だった男性を書類送検しました。

警察によりますと、50歳の元園長の男性は去年7月26日の午後、放課後児童クラブの活動で長浜市にある屋外プールで約50人を遊泳させる際に、児童の身長や遊泳能力を把握して小プール、大プールなどの班分け(遊泳区域の指定)を行わず、注意義務を怠って、当時小学1年の田中大翔さん(当時6)が溺れたのに気付かずに、溺死させた疑いが持たれています。


◆当時、周囲の児童が気づく

当時の学童クラブなどの説明では、子ども45人に対して、プールの中とプールサイドから4人の職員らが監視。

田中くんは、身長とほぼ同じ水深120センチあたりで、コースロープにうつ伏せで覆いかぶさっていましたが、職員らは、危険な状態だとは認識していませんでした。

周囲にいた児童が様子がおかしいことに気づき、職員に知らせたということです。

学童クラブ側は、田中くんを含む小学1年生14人が、どの程度泳げるのかを把握していませんでした。


◆第三者委は危機管理面の希薄さなど指摘

亡くなった田中くんの事故原因を巡っては、市の第三者委員会が今年1月に最終報告書を提出しました。

報告書ではまず、「クラブ側は、毎年利用している、という理由で現地の下見を行っておらず、職員らがプールの構造や特徴などを事前に十分に把握せず、児童の泳力も把握しなかった」と危機管理面の希薄さを指摘。

続いて、クラブ側の当日の体制については、「職員の誰もが田中くんがプールに入ったあとの様子を把握していない。プールの広さや児童数に見合う監視体制が構築されていなかった」と結論付けました。

一方で事故発生時、心肺蘇生にあたっていた職員が別の職員に対し、AEDの手配を依頼したものの、5分ほど時間がかかったのは「(依頼された職員は)AEDの場所を把握していなかった」とも明かしました。

報告書は、「亡くなられたお子様は、事故を通じて、プール活動における安全性についての警鐘を鳴らしてくれた。私たち大人は、子どもたちが地域で健やかに育つためにも、安全対策に一層配慮する必要がある。」「本提言が多くの地域で活用されることで、同様の事故が防止されることを願っている。」とまとめています。

今年もプールの死亡事故は起こっています。

高知市では今月、中学校のプールを借りて小学生が水泳の授業を行っていた際に、4年生の男子児童が死亡する事故が起きました。

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