万博・学校の無料招待事業 吉村知事「工事の支障にならないように視察できるようにすべき」学校から「いつ下見に行けるかわからない…」の声

　来年の大阪・関西万博をめぐり、府内の小・中・高校生らが校外学習などで訪れる際に無料で招待する事業を行う大阪府。２３日、吉村知事は、来年４月の開幕直後に訪れる予定の学校については、工事の妨げにならない範囲で開幕前に下見をするべきだと話しました。

　無料招待事業をめぐっては、学校現場の教職員から、「いつ下見に行けるかわからない」などといった声が上がっています。

　吉村知事は、２３日の会見で、来年４月の万博開幕直後に校外学習で訪れる予定の学校については、工事の支障にならないように視察できるように配慮すべきだとする考えを示しました。

　（大阪府　吉村洋文知事）
　「現場見れなかったら困りますから、現場がどういうものかっていう、それはもう３月になるかわかりませんけど、学校の先生方に配慮するべきだと思います」

　博覧会協会は２２日、教職員向けの説明会で、開幕まで工事が進んでいるため、下見は開幕後で行ってほしいとしたうえで、会場の様子を伝える「動画」を共有するとしています。