がん可能性、指摘されるも主治医見落とす 約1年後、転移した状態で見つかる 兵庫県立がんセンター謝罪
MBSニュース / 2024年7月25日 13時0分
兵庫県立がんセンターで、男性患者にがんがある可能性を読影医が指摘したにも関わらず、主治医が見落とし、約1年後に、進行した状態でがんが見つかったことがわかりました。
県は謝罪し、男性に賠償する方針です。
兵庫県によりますと、2022年12月、明石市にある県立がんセンターで、市内に住む80代の男性患者が膵臓の周囲などに液体がたまる「膵のう胞」の経過観察のためMRI定期検査を受け、画像診断した読影医が、肺にがんの可能性のある影を見つけました。
読影医は、報告書にCT検査などを行うよう記載していましたが、当時の主治医が記載を見落とし、放置していたということです。
その後、2023年12月に行った膵のう胞の定期検査で、しこりが大きくなっていることが判明。
今年に入ってCT検査で、患者の肺腺がんが見つかり、リンパ節への転移も発覚したということです。がんはステージ3と診断され、男性患者は化学療法を行っています。
この医療事故を受けて病院は男性患者に謝罪をしていて、今後賠償を行う方針だということです。
兵庫県は、「安全な医療の提供に努める中で、このような事案が発生したことについて、大変申し訳なく思っております。安心できる県立病院の実現のため、今後より一層、医療安全対策の取組みを進め、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
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