客じゃなくても「薬局」や「不動産会社」で涼んでＯＫ！？『おおさかクールオアシスプロジェクト』 大阪府内に２２００か所以上

　危険な暑さが続く今年の夏。大阪府では暑さをしのげる「クールオアシス」の提供を始めています。

　ギラギラと照りつける太陽。連日の猛暑日で体温に近い気温の日が続きます。街の人は…

　「普段はなるべくエアコンのあるところにいます。しかたなく出かけないといけない時はクールリング」
　「去年ぐらいまでは朝までエアコンがいらなかった。今年は朝までいる。お水とお茶は必ず持っています」

　心配されるのが「熱中症」。大阪府内では熱中症による救急搬送が急増していて、７月２１日までに１７９５人が搬送されています。

　こうしたなか、大阪府が取り組んでいるのが「おおさかクールオアシスプロジェクト」。府は猛暑の際、暑さをしのげる涼しい空間を自治体や民間施設、店舗などから募り、だれでも立ち寄れる「クールオアシス」として提供しています。図書館や公民館、身近なコンビニやドラッグストアなど現在２２００か所以上の涼めるスポットがあります。

　大阪市旭区にある「きららみらい薬局」では、いすに座って飲み物の提供を受けることもできます。

　（きららみらい薬局　藤谷一良取締役）「バスや電車の待ち時間に涼んで帰られる方もおられますし、処方箋を持たずとも薬局に来られて、冷たいドリンクを飲んで涼んで、少し冷たいところで体を冷やしたい方が入って来られる」

　さらに、こんな場所も…。

　（中野広大アナウンサー）「こちらでは暑さ対策として自動販売機を無料で利用することができます。さらには塩昆布ももらえます。ここ実は、不動産会社なんです」

　（ＯＰＥＮ ＨＯＵＳＥ 豊中営業センター　西村駿弥さん）「地域の方々への貢献や熱中症対策というところで皆さんに使っていただけたらなと思っています」

　まだまだ続く危険な暑さ。これらの施設を活用するなど熱中症対策は万全にしてください。