「スマホは持たない主義」SNS型投資詐欺めぐり出頭の2人 証拠隠滅のため事前にスマホ処分か

　公開手配中のＳＮＳ型投資詐欺グループが逮捕された事件で、出頭した２人がスマートフォンを持っておらず「スマホは持たない主義」などと供述していることがわかりました。

　詐欺の疑いで逮捕された無職の宮脇翔容疑者（２９）と岡田真由容疑者（２５）は、ＳＮＳを通じて、投資商材の購入などの名目で女性（２０代）から現金約９０万円をだまし取った疑いがもたれています。

　２人は７月３０日、大阪府警淀川署に出頭しましたがスマートフォンを持っておらず、「スマホは持たない主義」などと供述していることがわかりました。警察は２人が証拠隠滅をはかる目的で出頭前にスマホを処分したとみて捜査しています。

　事件をめぐってはこれまでに計９２人が逮捕され被害総額は少なくとも９億５０００万円にのぼるとみられています。

　警察は公開手配中の残る３人の行方についても捜査しています。

　（大阪府警捜査本部　ＴＥＬ：０６‐６９４３‐１２３４）