「国も現場に来て対策の判断をしてほしい」米原市の土石流めぐり市長が伊吹山を視察 シカによる食害で土や水が流れやすくなったか

　今年７月に土石流が起きた滋賀県米原市。市長が現地を視察しました。

　米原市の伊吹地区では７月１日と２５日に土石流が発生。２度目の土石流では住宅５軒に土砂が流れ込みました。

　（記者リポート　８月２日）「伊吹山の５合目にいます。シカの食害により７合目付近の斜面が侵食され二つの川ができました・そこから登山道をくだって土砂が流れ出たということです」

　伊吹山に生息する６００頭あまりのシカが草木を食べることで土砂がむき出しになり、土や水が流れやすくなったとみられています。

　２日に現地を視察した平尾道雄市長は…

　（米原市　平尾道雄市長）「国や県も現場に来ていただいて、緊急応急の対策の判断をして、事業実施に踏み込んでほしい」

　市は植物にかぶせるネットをドローンで運び、保護する取り組みを進めています。