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万博期間中のIR工事「騒音や景観悪化などの懸念」…中断を博覧会協会側が要望 事業者からは「難しい」の回答も

MBSニュース / 2024年8月5日 17時45分

万博期間中のIR工事「騒音や景観悪化などの懸念」…中断を博覧会協会側が要望 事業者からは「難しい」の回答も

 博覧会協会などが万博開催中のIR工事の中断を要望しました。

 来年4月に開幕し半年間開催される大阪・関西万博。8月5日、会場となる夢洲を日本維新の会所属の国会議員や地方議員など約100人が視察しました。

 議員団はシンボルとなる「大屋根リング」に登り、建設工事の進捗について博覧会協会幹部らから説明を受けました。

 (日本維新の会 馬場伸幸代表)「(前回視察の)3月のときはまだ基礎工事等をやってる状況でしたから、周辺がずいぶん変わった印象を受けました。パビリオンが間に合うかどうか、おそらくこのペースでいけば十分間に合うんだろうなと」

 開幕に向け準備が進んでいる万博ですが、ここにきて新たな懸念が。隣接する敷地で今後本格的に始まる、IR=カジノを含む統合型リゾートの工事についてです。

 関係者によりますと、博覧会協会の会長も務める経団連の十倉会長は7月25日、大阪府の吉村知事と面談し、「騒音や景観悪化などの懸念があるため、開催期間中はIRの工事を中断できないか」と求めたというのです。

 また、BIE=博覧会国際事務局のケルケンツェス事務局長も6月に行われた会議で来日した際に、吉村知事に同様の依頼を行ったということです。

 要望に対し、8月5日、吉村知事は…

 (大阪府 吉村洋文知事)「強い意見も出ているので、事業者において一度難しいという回答はあるんですが、もう一度考えられないかという話はしています」

 このように述べ、要望を踏まえ協議していることを明らかにしました。

 大阪のIRは2030年秋ごろの開業を目指していて、事業者は2026年9月末までは違約金なしで計画から撤退することができる“解除権”を行使できます。

 大阪府・市は簡単にIRの工事を中断させるわけにはいかず、難しい対応を迫られています。

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