包丁などを空き地に捨てる様子か…犯行直後の映像を入手 心斎橋・宝飾店で店員を刺した疑いの中国籍男

　大阪・心斎橋の宝飾店で高級時計が奪われ店員が刺されて死亡した事件で、逮捕された男が犯行後、包丁を空き地に捨てたとみられる防犯カメラの映像を入手しました。

　フェンス向かって何かを投げた男。捨てているようにも見えます。この映像は、８月７日、逮捕された中国籍の后馭波(コウ・ギョハ)容疑者（２７）の姿をとらえたものです。

　后容疑者は８月７日午後１時４０分ごろ、心斎橋の宝飾店で販売価格約６３００万円のスイス製高級腕時計一点を奪い、店員の弘中辰弥さん（３０）の腹部を刃物で刺した疑いがもたれています。弘中さんはその後、死亡しました。

　警察のその後の調べで、現場近くの空き地から犯行に使われたとみられる包丁と変装用のラバーマスクが見つかっていて、后容疑者が捨てたものとみられています。

　警察の調べに対し后容疑者は「店員を刺した」と容疑を認めているということです。