万博『無料招待事業』めぐり情報公開を元教員らが求める 市民団体は事業中止求める署名約９５００筆を提出 府は「安全最優先で進める」

　来年の万博で行われる学校の無料招待事業。退職した教員から懸念の声です。

　大阪・関西万博で、大阪府などは校外学習などで万博を訪れる小・中・高校生らを無料で招待することにしています。

　ただ、今年３月に発生したメタンガスの爆発事故への不安や交通アクセスの課題があるなどとして、８月９日、元教職員らで作る団体は学校や保護者が求める情報を全て公開するよう市に求めました。

　（大阪市教職員退職者会　川島一郎会長）「学校行事は学校の判断を尊重してほしい。その判断ができるような情報を公開してほしい」

　一方、大阪の市民団体は、事業の中止を求める署名約９５００筆を府に提出しました。

　（夢洲カジノを止める大阪府民の会　山川義保事務局長）「（署名は）短い時間の中で急速に増えました。不安に対する声が非常が大きい、その表れであろうというふうに思っています」

　無料招待事業について府は「安全最優先で進める」としています。