兵庫県警とヤマト運輸がタッグ 荷物配達時に『特殊詐欺への注意』呼びかけるメッセージカード手渡す 神戸市中央区ではすでに被害額が去年１年間の２倍に

　「特殊詐欺の被害を減らせ！！」兵庫県警と運送大手のヤマト運輸がタッグを組み、配達の際に注意を呼びかける新たな取り組みを始めました。

　運送大手のヤマト運輸と協定を結んだのは、生田警察署など神戸市中央区にある兵庫県警の３つの警察署です。

　特殊詐欺の被害を減らそうとヤマト運輸は今後、中央区での配達の際、ドライバーが荷物と一緒に特殊詐欺などへの注意を呼びかけるメッセージカードを手渡すということです。

　警察によりますと、中央区では６月末の時点で特殊詐欺の被害額が約１億１０００万円に上っていて、すでに去年１年間の被害額の２倍に達しているということです。

　生田警察署の蓮井賢一署長は「協定を結ぶことで大きな効果が出ることを楽しみにしている」としています。