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「地震に台風、お盆、なぜこんなタイミング?理解できない」自民党関係者らの反応

MBSニュース / 2024年8月14日 14時30分

「地震に台風、お盆、なぜこんなタイミング?理解できない」自民党関係者らの反応

岸田文雄総理大臣はきょう、自民党の次の総裁選に立候補しないことを自ら表明しました。「お盆休み中」の緊急会見、突然の不出馬表明に、自民党内の反応は?


「モンゴルのオヨーンエルデネ首相との電話会談を行ったことをもって、この夏の外交日程をひと区切りつけることができました」「自民党が変わることを示す、最もわかりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります」(岸田文雄総理大臣)


外交日程の区切りなどを理由に14日、次の自民党総裁選への出馬見送りを表明した岸田総理。

お盆休みで、南海トラフ臨時情報(巨大地震注意)の呼びかけ期間中、戦没者追悼式を控えたタイミングでの発表に、党内からは疑問の声も上がりました。

「きょうこのような発表をすることは知らなかった。地震に台風、お盆休み、なぜこんなタイミングでやるのか理解できない。最悪のタイミングだと思う。発表はお盆明けの来週でよかったのではないだろうか?」(自民党関係者)

このタイミングの発表について、自民党に所属する国会議員の1人は「アドバイスするブレーンがいなかったのでは」と指摘します。

「内閣改造の時もお盆に実施して記者さん達は怒っていた、それなのにまたお盆に発表、そういうところなんだよね。アドバイスする人がおらず、今の官邸幹部はそういうところに気を利かせられない。そういったスケジュール感の読めなさが、党本部と上手くいかなかった要因のひとつだと思う。いつも自分で決めたがり、根回しが足りていなくて、発表が唐突だった印象がある」(自民党・国会議員)

一方で、岸田総理の政策の内容については、評価する意見もあります。前出の自民党国会議員はこうも話ました。

「防衛費増額の件など、政策としてはよくやってくれたと思う部分もある。ただそれが、党本部との関係性の悪さも相まって発表・発信の仕方がよくなかったので、国民に届いていなかったのではないか」

自民党の元・安倍派に所属し、政治資金の不記載があった別の国会議員からは同情的な声も聞かれました。
「岸田総理は安倍派の政治とカネの問題の責任を取って辞めることになる、責任を背負わせてしまい申し訳ないと思っている」(元・安倍派議員)

いっぽう野党幹部です。岸田総理の不出馬、つまり総理退任について厳しい反応を示しました。

「けさ一報が入って驚きましたね。突然の辞意表明ということですけど、確かに総理自身ずっと考えていたんじゃないかなと思います。党が危機になると総理総裁を変えて、心機一転、過去を忘れてもらうと。そういう手法に国民がいつまでも私は引っかかっていてはいけないと考えます」(立憲民主党泉健太代表)

「突然の意向表明に驚いている。政治改革では公党間の約束を果たせず、岸田総裁に党内をまとめきる力がなかったことは残念だ。次期総裁には国民が求める文通費改革をはじめ有言実行の改革実現を強く求めるとともに、総裁選では憲法改正、社会保障改革など、改革議論が進むかどうか注視する。」(日本維新の会馬場伸幸代表)

来月予定される自民党総裁選。新しい日本の顔は誰になるのでしょうか?

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