「組織の長として責任を取る」岸田総理が自民党総裁への不出馬を表明…大阪では「聞く力はあったが、聞いていただけ」など様々な声

　岸田文雄総理が１４日午前、９月に行われる自民党総裁選への不出馬を表明しました。

　（岸田文雄総理）「自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります。特に政治とカネの問題をめぐっては、派閥解消、政倫審出席、パーティー券購入の公開上限引き下げなどの判断について、ご批判もいただきましたが、重い決断をさせていただきました」

　また、「組織の長として責任を取ることにいささかの躊躇もない」「私が身を引くことで、けじめをつけ総裁選に向かっていきたい」などと語りましたが、新しい総裁については…

　（岸田文雄総理）「不出馬を表明した人間が、あとのことについて何か申し上げる、こうしたことは控えるべきだと思っています。新たなリーダーを一兵卒として支えていくことに徹してまいります」

　正午すぎ、大阪の街でも号外が配られ、様々な声が寄せられました。

　（７０代）「やっぱりなって感じですね。全然わかってないじゃないですか、この人って。いろんな面で『なにしてんのかな』と思って」
　（５０代）「これで一応責任とったつもりなんちゃうの」
　（５０代）「特に感想はないくらい『ふ～ん』て感じです。聞いていただけじゃないですか。聞く力はあったと思いますが。聞いていただけだよね」

　今後は９月の自民党総裁選での「ポスト岸田」に焦点が変わります。