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SNS型投資詐欺グループ40人を再逮捕「キング」「エース」ポーカー用語でチーム分け”一日9時間勤務”組織の実態解明なるか

MBSニュース / 2024年8月14日 18時55分

SNS型投資詐欺グループ40人を再逮捕「キング」「エース」ポーカー用語でチーム分け”一日9時間勤務”組織の実態解明なるか

92%勝てるはずが、実際の勝率は4割未満。約150人が被害をうけ、被害金額は9億5000万円超。SNS型投資詐欺グループの主犯格の男ら40人が再逮捕されました。大半はSNSで、うそのもうけ話を送る「打ち子」とみられています。


詐欺や詐欺未遂の疑いで再逮捕されたのは、グループの主犯格で会社役員の山田吉彦容疑者(43)ら40人です。

警察によりますと、山田容疑者らは今年3月、投資の商材購入などの名目で10代の女性から現金約52万円をだまし取った疑いなどがもたれています。


◇投資の講師名乗るアカウントで接触

山田容疑者らは、投資の講師「相原葵」と名乗るSNSアカウントで女性に接触。女性は金融取引の勝率が92%を超え「利益を継続的に出す必須の魔法」と説明され、商材を購入しましたが、実際の勝率は4割を切る程度だったということです。

警察は先月23日、全国で初めて「SNS型投資詐欺」の拠点を摘発し、グループのメンバーをこれまでにあわせて92人逮捕しました。若い女性になりすましたSNSアカウントでブランド品などの写真を投稿したうえで、ダイレクトメッセージで接触する手口を繰り返し、為替相場の上げ下げを予想して投資する金融取引“バイナリーオプション”についての虚偽の商材を購入させていたということです。被害者は少なくとも150人で、被害金額は9億5000万円以上にのぼるとみられています。


◇ポーカー用語でチーム分け

また、警察のその後の調べで、詐欺グループは「キング」「エース」「オールイン」などといった、ポーカー用語で細かくチームがわかれていたこともわかりました。

「勤務」時間は正午から午後9時まで、給与は完全歩合制だったということです。

警察によりますと、一部の容疑者の話では「熱心な人は家に帰ってからも業務をしていた」と話しているということです。再逮捕された大半は、スマートフォンを使って、SNSでうそのもうけ話を送る「打ち子」とみられています。

首謀者とされる中村晋弥容疑者(41)ら3人はいまも逃走を続けていて、警察がグループの実態解明を進めています。

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