「情報もらった」夜間に高齢女性宅に忍び込み現金１６００万円を盗むなどした疑い ２０代の男３人を逮捕

　今年６月、奈良県大和高田市に住む７７歳の女性の家に忍び込み、金庫から現金１６００万円を盗んだなどとして、奈良県警は同じ窃盗グループの男３人を逮捕したと発表しました。

　いずれも住居侵入と窃盗の容疑で逮捕されたのは、大阪市西区の無職・関根虎太朗容疑者（２６）と住居不定無職・新井一颯容疑者（２３）、大阪市浪速区の無職・竹中蒼麿容疑者（２５）の３人です。

　警察によりますと、関根容疑者は６月６日夜、大和高田市に住む７７歳の女性の自宅に忍び込み、金庫から現金１６００万円を盗んだ疑いがもたれています。

　当時女性は１階で寝ていたところ、窃盗グループは２階から侵入し、２階に置いてあった金庫にたどり着いたとみられています。

　また新井容疑者と竹中容疑者は８月５日午後、大和高田市に住む会社役員の男性の自宅に空き巣に入り、現金３０万円や貴金属など１０点が入った金庫１個（時価合計５０５万円）を盗んだ疑いがもたれています。

　３人は同じ窃盗グループの一員とみられ、警察が１５日、３人が乗った軽四自動車を発見し職務質問したところ犯行を自供したことから逮捕に至ったということです。

　３人はいずれも容疑を認めていて、関根容疑者は「お金もなくその日暮らしをしていたので、手っ取り早くお金を稼ぐためです」、新井容疑者は「知り合いから情報をもらい泥棒しに行きました」、竹中容疑者は「生活費欲しさで盗みをしました。私の役目は見張りでした」と供述しているということです。

　大和高田市や隣の橿原市では同じ窃盗グループによるものとみられる金庫狙いの窃盗事件（未遂含む）が他にも５件相次いでいて、３人は事前入手したなんらかの情報を元に盗みに入ったとみられるということです。

　警察はほかにも関与した人間や指示役の人間がいるとみて捜査しています。