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“資料を共有したはずなのに『聞いていない』と叱責”斎藤知事のパワハラ疑惑めぐり職員アンケで様々な証言 「常識の範囲内でパワハラではない」と擁護する回答も

MBSニュース / 2024年8月20日 16時20分

“資料を共有したはずなのに『聞いていない』と叱責”斎藤知事のパワハラ疑惑めぐり職員アンケで様々な証言 「常識の範囲内でパワハラではない」と擁護する回答も

 兵庫県知事のパワハラ疑惑。続々と新たな証言が出てきています。

 8月20日午前11時からの会見に出席した兵庫県の斎藤元彦知事。その表情にはどこか疲れが感じられました。

 斎藤知事をめぐっては、パワハラ疑惑などを調査する百条委員会が、7月31日から県職員約9700人にアンケートを実施。8月14日の期限までに全体の7割近くから回答があったといいます。

 百条委員会は、このうち8月5日までに回答された約4500人分を中間報告として集計。関係者によりますと、知事のパワハラに関する質問項目では38.3%(1750人)が「見た」「聞いた」と回答し、「目撃・経験などにより実際に知っている」とした県職員は59人に上るということです。59人の回答の中には、「無視」や「舌打ち」、「暴言を吐く」「机を叩く」などと日々の言動に加え、以下のような具体的な目撃証言や体験談が寄せられていたということです。

 “新規事業について、知事に資料を共有したはずなのに『聞いていない』と叱責された”
 “知事が出席するイベントにマスコミが来ていないと怒るのは有名”
 “歩かされたり、待たされたりすると不機嫌になる”

 ほかにも知事が訪問先の施設のエレベーターに乗り損ねた際、「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」などと職員に大声で怒鳴りつけていたという話を聞いた、との回答もあったということです。次々と出てくる新たな証言。斎藤知事は20日の会見で…

 (兵庫県 斎藤元彦知事)「(Qエレベーターに乗りそこねて周囲の職員に激高することは?)そういったことをした認識はないと思っています。(Qカッとなると激高する性格と書かれてるが?)仕事ですから、あくまで、厳しく指導するということは、これは良い業務・サービスを県民の皆さんに提供していく以上、必要な業務上の指導、そして場合によっては注意させていただくということは必要だと思っています」

 また、今回のアンケートでは匿名か実名かを選ぶことができたなか、7%にあたる300人あまりの県職員が「実名」で回答していたといいます。一方、アンケートには斎藤知事の言動について「常識の範囲内でパワハラではない」などと擁護する回答もあったということです。職員からの声が集まるなか、斎藤知事に改めて進退について問うと…

 (斎藤元彦知事)「私としての責任の果たし方は、今回の文書問題に関する調査に対応しながら県政を一歩一歩前に進めることが大事だと思っています」

 このように述べ、これまでと変わらず辞職を否定しました。

 8月30日には知事が百条委員会の証人尋問に出席する予定となっていて、アンケート結果に知事がどう向き合うのか、注目が集まります。

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