『時代祭』で使う衣装のほころびなどを点検「いつもより念入りにチェックができた」 年に１度の“虫干し” 京都・平安神宮

　時代絵巻を彩る着物や履き物。年に１度の“虫干し”が行われました。

　京都市左京区の平安神宮で８月２０日午前１０時すぎ、収蔵庫から運び出された箱には清少納言や紫式部の名前が。京都・三大祭りのひとつ、『時代祭』で使われる約１５０人分の装束です。

　時代祭は毎年１０月２２日に行われていて、平安時代から明治維新までの歴史上の人物に扮した市民ら約２０００人が、京都御所から平安神宮まで練り歩きます。

　例年は屋外で虫干しして衣装の数やほころびなどを点検しますが、２０日は雨が降っていたため、室内で行われました。

　（伝統服飾工芸協同組合　加藤充則理事長）「今回は日陰ということもありまして、いつもより念入りにチェックができたんじゃないかと思います」