【速報】大阪・吉村知事「私は賛成…ペットとの共生は万博の理念に合致」ペット同伴入場の「見送り調整」に反応

　万博のペット同伴入場が、一時期と一転、見送られる方向で調整されていることについて、大阪府の吉村知事が反応しました。

　吉村知事は、6月にイヌの同伴入場が検討された理事会に出席していたといい、「理事によって意見が違うというのが実態です。期間も短いし、犬に限る、中での行動が制限される、あまりにも限定的でないかという意見もあった」としました。

　ペット同伴入場にかかる費用についても話が出たということで、「さまざまな対策をとって８０００万円の費用が適切でないのではという意見もありました。費用は僕もどうかなと思う部分があります。」としました。

　そのうえで自らの賛否については、「僕はぜひとも実現したほうが良いと思っています。」と述べ、「これからペットはより家族の一員として大切になってくる。同伴できる、そういった取り組みをやるべきだと思っています。」としました。

　吉村知事は、「私は賛成」と何度も強調しさらに「同伴という形でなくても、大阪ヘルスケアパビリオンでいかに動物と共生できる社会があるのかというイベントが実施できないかなと検討している」と、大阪パビリオンの展示案についてふれました。


　ペット同伴入場は、自身もネコを飼っている松井一郎前大阪市長の発案により検討がはじまっていました。

　しかし、一部の理事の反対意見も根強く、協会はペットの同伴入場そのものを断念する方向で調整し、９月の理事会では、ペットの同伴入場を断念する案を議題とする見通しです。