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「大阪・関西万博の警備に万全尽くす」「個性あふれる食と文化、大阪府はぜひ住んでみたかった」大阪府警の岩下剛新本部長が着任会見(全文)

MBSニュース / 2024年8月26日 19時35分

「大阪・関西万博の警備に万全尽くす」「個性あふれる食と文化、大阪府はぜひ住んでみたかった」大阪府警の岩下剛新本部長が着任会見(全文)

大阪府警に岩下剛新本部長(いわした・つよし56歳)が着任した。東京オリ・パラ警備や安倍元総理の国葬警備などにかかわってきた岩下氏は、開幕が迫る大阪・関西万博の安全確保は「とても重要なこと」と話した。26日の会見全文を紹介する。


(岩下本部長)
これまで九州に約20年、東京圏に約33年住んでおり、関西圏で仕事をすること、関西圏に住むことも初めてとなります。

880万人の府民のために社会正義を実現するという大阪府警察の使命を達成すべく、職員一丸となって府民から信頼され期待されるとともに、親しみや温もりをもって受け止められるような存在となるよう、努力して参りたいと思います。

報道機関の皆様とは正しい相互理解に努め、あらゆる場面で連携して参りたいと考えています。どうぞよろしくお願い致します。



【質疑応答】

Q 大阪の街と大阪府警の印象について教えてください。

(岩下本部長)大阪の街につきましては、西日本随一の都会であるにも関わらず、豊かな自然と温暖な気候にも恵まれ、個性あふれる食と文化を誇る大阪府はぜひ住んでみたかった街でありました。

西日本の中心都市のみならず、我が国全体としても、海外にも誇れる非常に魅力のあるところだと考えています。

大阪府警察の警察力についての感想は、私自身長く警備実施や危機管理に携わってきた立場から、2002年のFIFAワールドカップ。2008年の北海道・洞爺湖サミット関連。G8財務大臣会合では、警察庁の専従の立場から一緒に働かせて頂きましたし、2021年の東京オリンピック・パラリンピックにおきましては組織委員会の立場から、2022年の国葬儀の警備警護におきましては警視庁の立場から、それぞれ都内に特別派遣されました大阪府警察の働きぶりを間近で見させて頂きました。

いつの場面でも高い水準で訓練をされ、しっかりとした警備実施をすることに、とても感心をしていた記憶があります。

その他の部分につきましても、伝統的な刑事警察あるいは組織犯罪対策のみならず、サイバー警察、公安の外事部門なども非常に充実していて、全部門にわたって大変力を持っていて、全国警察をリードする能力実績、雰囲気を感じており、先輩方からも聞き及んでいるところであります。

私としてその詳細を早く承知したいと考えています。こうした大阪府警察で勤務する経験を得たことに心から喜びを感じているところであります。


Q 大阪・関西万博が来年4月に予定されていますが、警備態勢などどう取り組まれますか?

(岩下本部長)大阪・関西万博は国際的にも高い注目を集めており、国内外から要人も含め、多数の来場者が見込まれていまして、その安全を確保することは大阪府警察にとっても、とても重要なことと認識しています。

これから開催に至るまで、そして開催されてから閉幕に至るまで、万博をめぐる情勢を適切に把握した上、その時々の情勢に応じた態勢の元、博覧会協会や関係機関とも緊密に連携し、万博が安全かつ円滑に行われて、多くのみなさまに安心して楽しんで頂けるよう、万全を尽くす所存であります。

さらに、海外などからたくさんの方々が大阪府にお越しになるという風に思います。万博のみならず、そうした方々は府内の観光地、あるいは繁華街なども訪れると思います。こうした方々が大阪の良さ、魅力を満喫することができるよう、府内の一般治安の維持にも格段の配慮をして参りたいと思います。



Q これまでの警察業務の中で、特に印象的な事件事案はどのようなものがありますか?また、経験を活かしてどう指揮をとるか、抱負をお聞かせください。


(岩下本部長)今年で34年目となりますが、これまで様々な仕事に携わらせて頂きました。

順にいくつかあげますと、神奈川県警捜査一課時代の坂本弁護士一家殺害事件、内閣総理大臣秘書官付時代の全日空機ハイジャック事件、警察庁警備局警備課理事官時代の愛知県長久手町立てこもり事件、さらには北海道・洞爺湖サミット警備、東京2020大会組織委員会警備局長時代のコロナ禍でのオリンピック・パラリンピック警備、警視庁警備部長時代の故安倍晋三国葬儀の警護警備など非常に印象深い仕事もたくさんあります。

これからは大阪府警察時代の仕事が一番印象に残ったといえるように、府警職員と共に力を注いで参りたいという風に考えております。

これまでの経験をどう活かすかというお尋ねにつきましては、捜査や警備実施の手法等、情勢も資機材等も常に変化して参るわけでありますので、過去の経験は私のなかでしっかりと振り返りを行った上で、関係職員全体で知恵を出して、ひとつひとつ対処して参りたいと考えております。

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