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【台風10号】「最大級の警戒が必要」2018年の台風21号を上回る最大瞬間風速となる可能性も 関西各地で“備え”進む

MBSニュース / 2024年8月28日 17時15分

【台風10号】「最大級の警戒が必要」2018年の台風21号を上回る最大瞬間風速となる可能性も 関西各地で“備え”進む

 台風10号の影響が各地で出ています。

 (気象庁予報課 杉本悟史課長)「これまでに経験したことのないような暴風・高波・高潮が予想され、最大級の警戒が必要です」

 九州南部を中心に、広い範囲で強い雨と風が猛威をふるう台風10号。宮崎市内では店の看板が落下し、車に直撃する被害も。

 気象庁は、8月28日午後1時、鹿児島県に暴風・波浪の特別警報を発表しました。過去最強クラスと言われる台風10号は非常に強い勢力のまま、ゆっくりと北寄りに進んでいます。29日、九州に最も接近するとみられ、その後、列島を進み近畿地方にも接近する恐れがあります。

 台風から離れた地域でも、大きな影響が出ています。湿った暖かい空気の影響で岩手県内では、27日、線状降水帯が発生。また、愛知県蒲郡市では、27日午後10時すぎに土砂崩れが発生し住宅が巻き込まれました。この住宅に住む5人のうち、3人が救助され、そのうち70代の女性は意識がないということです。ほかの2人は崩れた住宅に取り残されたままとみられ、捜索が続けられています。

 そして、警戒すべきは雨だけではありません。台風10号の最大瞬間風速は70m/秒と予想されています。2018年に近畿を直撃した台風21号の最大瞬間風速は、58.1m/秒。今回の台風は、それを上回る可能性もあります。

 関西でも28日、大阪管区気象台が会見を開きました。

 (大阪管区気象台 海老政徳主任予報官)「台風第10号は31日から9月1日ごろにかけて近畿地方に接近する恐れがあります」

 大阪管区気象台によりますと、西日本付近では台風を動かす上空の風が弱いことから台風10号の動きが遅くなっていて、さらに30日以降の進路予報は不確実性が大きいとのことです。伊丹空港では、行き先や日程を変更する人の姿がみられました。

 (鹿児島から来た人)「2泊3日で旅行だったんですけど、きのう来て、もう1泊で帰ることになった」
 (インターンで大阪に来ていた人)「きょうの便に乗れなかったら、次帰れそうなのが9月とかになるので、ホテルに行かないといけないのかなと」

 航空各社は宮崎や鹿児島へ向かう便について、台風の状況次第で伊丹空港を出発しても引き返す可能性があると呼びかけを行っていて、午後1時すぎ、宮崎空港から引き返した便が到着しました。乗客は…

 (引き返した便に乗っていた就活生)「風とか雨が強くて、帰れるかなと思って着陸態勢まで入ったけどダメでした。早く家に帰りたいです」

 また、JRなど近畿各地の鉄道でも運転を取りやめる可能性があるということです。

 関西各地では台風への備えが進んでいます。滋賀県の農園では、台風接近のおそれもある中、早めに梨を収穫していました。

 (よろこび農園 大西柾樹さん)「ちょっと早めでも収穫しきって、どんどん出荷していかないといけないかなと。(ベストなタイミングではないときにとるのは)ちょっと残念ではあるけど、落ちてしまうと商品価値がなくなってしまう。落ちる前に梨が提供できるように努力してまいりたいと思います」

 一方、徳島・鳴門の漁業関係者は…

 (大浦漁港・漁師 松下周平さん)「いつもは船がたくさんあるんですけど、今はもう台風の対策をしきって、全部船を移動した形になります。いけすは基本的にロープに固定してるので、ロープを絞めたりっていう対応はしますけど、基本的にはそのまま置いてますね。なるべく台風が遠くを通ってくれるのを願うしかないですね」

 普段は年中無休の魚の直売所も…

 (JF北灘さかな市・店長 中瀬啓子さん)「やっぱりお魚って鮮度が一番なので、とれたての鮮魚をね、直売所という形になっているので、提供できないですし。お休みっていう形を取らさせていただく場合がございます」

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