斎藤知事の側近 元幹部のＰＣに保存されていた「私的な情報」を漏えいか 兵庫県が調査を検討

　兵庫県知事の疑惑を告発した元幹部の「私的な情報」を漏えいか。県が知事の側近の調査を検討です。

　今年３月、兵庫県の元幹部（６０）が、斎藤元彦知事（４６）のパワハラ疑惑などを告発する文書を配布した問題では、百条委員会が文書の内容を調査しています。

　関係者によりますと、知事の側近で、元幹部に対する内部調査の責任者の１人だった井ノ本知明前総務部長が、元幹部のパソコンに保存されていた「私的な情報」を一部の県議らに見せて漏らした疑いがあり、県が調査を検討しているということです。

　元幹部の懲戒処分に関わった片山安孝元副知事らの調査も検討されていて、県は外部の弁護士に依頼する方針です。告発した元幹部は７月に死亡していますが、その直前、百条委員会に対してプライバシーへの配慮を求めていたということです。

　８月３０日の百条委員会には午後、知事が証人として出頭します。