大阪府の宿泊税「最大２００円」引き上げの見通し…導入以来初 対象は１泊７０００円以上→５０００円以上に拡大

　大阪府の宿泊税が導入以来初めて「最大２００円」引き上げられる見通しです。

　コロナ禍を経て外国人観光客が戻ってきた大阪。府は、１人１泊７０００円以上の宿泊者に対し、１００円～３００円の宿泊税を徴収していますが、来年の大阪・関西万博に向けオーバーツーリズム対策などにあてる財源を確保しようと今年４月から引き上げに向けた議論をしてきました。

　３０日の有識者会議では宿泊税を最大２００円引き上げ、対象を１人１泊５０００円以上に拡大。宿泊料金に応じて２００円、４００円、５００円にする案がとりまとめられました。

　（大阪観光局・福島伸一会長）「さらに大阪のまちの魅力をみんなでアップする。そしてたくさんの方に来ていただく。そんな大阪をつくる大きな財源としてこれを使っていただければうれしいなと」

　今後、国などの同意を得て宿泊税の引き上げが決まれば、２０１７年に導入して以来初めてとなります。