「万博に大きな影響を与えかねない」ＢＩＥ事務局長がＩＲ工事について配慮求める 経産大臣と面会

　ＢＩＥ＝博覧会国際事務局の事務局長が、万博会場に隣接するＩＲ＝カジノを含む統合型リゾートの工事に対し配慮を要望しました。

　ＢＩＥのケルケンツェス事務局長は８月３０日、斎藤健経産大臣と面会し、大阪・関西万博の開催期間中に会場に隣接する土地で行われるＩＲの工事について、騒音や粉じんなどで万博に悪影響がないよう配慮を求めました。

　（博覧会国際事務局　ケルケンツェス事務局長）「（ＩＲ工事の）問題というのは、ＢＩＥそして参加国にとっても大変重要な問題であります。たった一つの工事であっても、万博のようなイベントに大きな影響を与えかねない」

　これに対し斎藤大臣は「万博期間中は万博が最優先で、大阪府市だけに任せず経産省も一緒になって調整を行いたい」と話しました。

　ケルケンツェス事務局長は今年６月にＩＲの工事を知って驚いたとしていて、今後、数週間のうちにこの問題が解決されることを期待するとしています。