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『エレベーターに乗り損ねて注意?』斎藤知事「正直全く覚えていない」 百条委の委員長「説明責任が果たされたとは現時点では考えられない」 知事本人への初の証人尋問

MBSニュース / 2024年8月30日 20時0分

『エレベーターに乗り損ねて注意?』斎藤知事「正直全く覚えていない」 百条委の委員長「説明責任が果たされたとは現時点では考えられない」 知事本人への初の証人尋問

 パワハラ疑惑をめぐり初めて行われた兵庫県の斎藤元彦知事への証人尋問。そこで語られたこととは…。

 (兵庫県 斎藤元彦知事 8月30日)「良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、また、何事も付け加えないことを誓います」

 今年3月、県の元幹部から「パワハラ」など7つの疑惑を告発された斎藤知事。疑惑を調査する百条委員会が行った県職員へのアンケート調査によりますと、知事のパワハラを見聞きしたとする回答は約4割に上り、中には次のような証言もありました。

 『知事がエレベーターに乗ろうとすると目の前でエレベーターの扉が閉まり、乗り損ねたことに激怒して「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」と大声で怒鳴りつけた』

 疑惑が深まる中、職員への証人尋問が行われ、斎藤知事が出張先で出入り口の20mほど手前で公用車から降ろされた際に職員らを叱責したとされる疑惑について、当時現場にいた県の幹部は30日、「非常に強い口調で、頭が真っ白になった」などと話しました。

 そして午後3時、ついに始まった知事本人への証人尋問。

 (奥谷委員長)「20m程度前で公用車を降りて歩かされただけで、出迎えた職員や関係者を怒鳴り散らしたという記載について、お伺いします」
 (斎藤知事)「会議が始まる直前でもあったので、外だということもありまして、大きい声でその旨伝えたと記憶しています。歩かされたことに怒ったのではなくて、円滑な車の進入を確保していなかったことについての注意をしたということです」

 エレベーターに乗り損ねたことを注意したのかと問われると…

 (斎藤知事)「そこはちょっと記憶がないです。もちろんゼロじゃないとは思いますけど、注意したことがあるかどうかは正直全く覚えていないです」
 (百条委の委員)「そもそもエレベーターは多くの人が利用するが、知事は特別に扱われるべきだという考えですか?」
 (斎藤知事)「いや、そこは思ってはいないです」

 自身の行為について「業務上、必要な指導だった」との認識を示しました。

 初めての証人尋問を終え、斎藤知事は記者らに次のように話しました。

 (斎藤知事)「自分の行為がハラスメントかどうかというのは、これから百条委員会や第三者機関で作業していくことになると思います。私としては改めて職員の皆さんに対しては私の言動とか行為によって不快に思われたり負担に思われた方がおられるのであれば、そこは率直に改めておわびしたいと思っています」

 一方、百条委員会の奥谷謙一委員長は…

 (百条委員会 奥谷謙一委員長)「これまでの証人尋問そして本日の斎藤知事の尋問から、元県民局長が作成された文書にある『パワハラ疑惑』が『パワハラ』だと評価するかは置いておいて、そこに記載されていた事実が浮かび上がってきたということが大変重要ではないかと」

 その上で知事の説明については次のように述べました。

 (奥谷謙一委員長)「記者会でしゃべられている内容とそんなに変わらないなという印象を受けましたので、私自身としては説明責任が果たされたとは現時点では考えられないなと」

 斎藤知事への証人尋問は9月6日にも行われる予定で、「おねだり疑惑」や内部告発への対応について説明するということです。

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