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“斎藤知事おろし”の動きが県議会で…不信任決議案を提出する方針の会派も 知事は改めて『続投』の意志を表明

MBSニュース / 2024年9月2日 18時15分

“斎藤知事おろし”の動きが県議会で…不信任決議案を提出する方針の会派も 知事は改めて『続投』の意志を表明

 8月30日、百条委員会に証人として出頭した兵庫県の斎藤元彦知事。委員からは県の職員に対するパワハラ疑惑について、厳しい指摘が相次ぎました。

 (委員)「知事は部下からどう評価されていると考えていますか?」
 (斎藤知事)「厳しい上司だと思われていると思います」
 (委員)「好かれているか、嫌われている気がするか?」
 (斎藤知事)「プライベートとかそういうところでは絶対そういったことは…仕事は厳しくするというのが私のこれまでのスタイルですから」

 8月に公表された県職員を対象にしたアンケート調査によりますと、知事のパワハラを「見た」「聞いた」とする回答は約4割に上り、中にはこんな証言もありました。

 【アンケートの回答より】
 「知事がエレベーターに乗ろうとすると目の前でエレベーターの扉が閉まり、乗り損ねたことに激怒して『お前はエレベーターのボタンも押せないのか』と大声で怒鳴りつけた」

 この件について委員から問われた知事は…

 (斎藤知事)「そこはちょっと記憶がないです。ゼロではないと思いますけど、何か注意したことがあるかどうかは正直全く覚えていないです」
 (委員)「そもそもエレベーターは多くの人が利用しますが、知事は特別に扱われるべきだという考えですか?」
 (斎藤知事)「そこは思ってはいないです」

 また、出張先の博物館で、出入り口の約20m手前で公用車から降ろされた際に、職員らを叱責したことについては…

 (斎藤知事)「会議が始まる直前でもあったので、外だったこともありまして、大きい声でその旨を伝えたと記憶しています。歩かされたことに怒ったのではなくて、円滑な車の進入を確保していなかったことについての注意をしました」

 会議を目前に控える中、円滑な移動ができなかったことへの「業務上の注意」だったといいます。しかし、時間に厳しいはずの知事本人は…

 (委員)「指定の時間に知事自身が遅れて来ることもありますか?」
 (斎藤知事)「はい、そういうこともありますね」
 (委員)「基本的に知事は遅れて来ると聞いています。これは理不尽では?」
 (斎藤知事)「そういったご指摘は真摯に受け止めなきゃいけないと思います」

 約2時間半に及んだ証人尋問の中で、斎藤知事は自身の過去の言動について、「不快に思われたなら謝りたい」などとした一方、「業務上必要な指導だと思った」との認識は一貫して崩しませんでした。

 こうした答弁を受けて、立憲民主党系の会派「ひょうご県民連合」は、9月議会で不信任決議案を提出する方針を決定。3年前の選挙で斎藤知事を推薦した維新も9月6日の証人尋問での知事の説明を踏まえて不信任案を提出するか判断するとしているほか、関係者によりますと、自民も不信任案について「賛成」もしくは「共同での提出」を模索しているということです。

 議会で高まりつつある“知事おろし”の動き。2日朝、斎藤知事は…

 (斎藤元彦知事)「これまで申し上げているとおり、(百条委員会の)調査への対応と、日々の仕事をしっかりやっていくということです」

 改めて、続投の意志を表明。知事に対する2回目の証人尋問は9月6日に予定されています。

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