気球でロケットを打ち上げ！？宇宙関連の実験場が兵庫・養父市に誕生 地方創生の一環でスタートアップ企業の誘致に注力

　宇宙事業の実験場が兵庫県養父市に誕生しました。

　（ＧＯＣＣＯ．　木村亮介代表取締役）「宇宙が身近になるのを養父市から発信していけるような場所にできたらいいなと」

　養父市で５日行われた、地元と岐阜県の宇宙関連企業の共同会見。養父市は地方創生の一環でスタートアップ企業の誘致に力を入れていて、今回２つの企業は宇宙事業に向けた実証実験場を養父市内に設置することになりました。

　この実験場では気球を用いてロケットを成層圏まで運び、高い高度からロケットを発射する「ロックーン」と呼ばれる技術の確立を目指します。これにより打ち上げに必要なコストを削減でき、宇宙ビジネスを拡大させる狙いです。

　（ＧＯＣＣＯ．　木村亮介代表取締役）「養父市の場所を（提供）いただいたので養父市の発展と僕らのビジネスをＷｉｎ－Ｗｉｎにできるようにやっていきたい」

　今のところ、養父市でロケットを打ち上げる予定はなく、あくまで事業の実現に向けた実証実験の場所だということで、２つの企業は９月中に実験場を整備し、年内には気球を飛ばし始めたいとしています。