大阪府立高校の『入試時期前倒し』方針に私学団体が反発「学校現場の意見が全く反映されていない」

　大阪府教育委員会が公立高校の入試時期を前倒しにする方針を示していることに対し、私立高校などで作る団体が反発しています。

　大阪府教育委員会は不登校や早期の退学を減らそうと中学から高校へ丁寧に引き継ぎを行うことなどのために、専門家らの意見を踏まえて、府立高校の入試時期を３月上旬から２月下旬に前倒しにする方針です。

　これに対し、府内の私立高校などで作る団体は９月６日、「学校現場の意見が全く反映されていない」として入試時期の前倒しに反対する姿勢を示しました。

　（大阪私立中学校高等学校連合会　草島葉子会長）「（前倒しになると）私立の入試そして高校の受験の準備全てにおいて事務処理が間に合わない。そんな早急にやることではないということだけお伝えさせていただきました」

　そのうえで府教委に対し私学団体との話し合いの場を求めました。