【ラグビー日本代表】今夜アメリカ代表戦 エディーＨＣ「タフで激しいチームだが、とても自信を持って準備」 リハビリから復活のファカタヴァ アマト選手もメンバーに選出 ＰＮＣ２０２４大会

　ＪＲＦＵ（日本ラグビーフットボール協会）は、９月７日に埼玉県の熊谷スポーツ文化公園ラグビー場で行われる「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ２０２４」プールＢのアメリカ代表戦に臨む日本代表メンバー２３人を発表しました。

　エディー・ジョーンズＨＣは「アメリカは（カナダ以上に）キックを多く使って、ブレイクダウンでコンテストしてくるタフで激しいチームだが、その点に関しては、とても自信を持って（練習や準備に）挑めている」とコメント。注目のメンバーは、新体制初のテストマッチで勝利に貢献したカナダ戦のメンバーを中心に選出されました。

　ＦＷ陣は、カナダ戦と同じ８人を先発起用。リザーブで、去年のワールドカップ・フランス大会で大活躍したファカタヴァ アマト選手がリハビリ組から復活し、エディー体制で初のメンバー入りを果たしました。

　ゲームコントロールの肝となるハーフ陣もカナダ戦と同じ２人で、藤原忍選手、李承信選手の若手コンビが先発。ＳＯの李選手については「４年後のワールドカップまでに、松田力也選手に続くしっかりとした１０番を育成したい。李選手は良いときも悪いときもあるが、今の日本の中で最も未来を望める１０番だと思っている」と期待を口にしました。

　ＢＫ陣では、関東大学対抗戦の開幕に合わせて早稲田大学に合流した矢崎由高選手に代わり、山沢拓也選手がＦＢでメンバーに名を連ねました。

　キャプテンの立川理道選手は、カナダ戦に続いてリザーブからの出場。熊谷を本拠地とする埼玉パナソニックワイルドナイツでは主将としてチームをけん引する坂手淳史選手が、地元でゲームキャプテンを務めます。

　「アメリカ戦は、フィジカルで相手を上回ってしっかりと前に出ること。（最後まで集中した）ディフェンスでハードワークし続けること。苦しい局面でチームとしてひとつになれるかどうか。この３つの点が勝負のポイントになる」と語ったエディー・ジョーンズＨＣ。

　立川理道主将が「（メンバー争いの）競争率の高い日々の中で、本当にいい練習ができている。ゲーム中に訪れる苦しい局面や難しいシチュエーションへの対応についても試合を重ねるごとに良くなってきている」と成長と自信を深めているＪＡＰＡＮ。ＰＮＣの第２戦、アメリカ代表戦がいよいよ始まります。


【試合登録メンバー】◎＝キャプテン　〇＝ゲームキャプテン
１　　三浦昌悟（トヨタヴェルブリッツ）
２　〇坂手淳史（埼玉パナソニックワイルドナイツ）
３　　為房慶次朗（クボタスピアーズ船橋・東京ベイ）　
４　　サナイラ・ワクァ（花園近鉄ライナーズ）　
５　　ワーナー・ディアンズ（東芝ブレイブルーパス東京）
６　　ティエナン・コストリー（コベルコ神戸スティーラーズ）
７　　下川甲嗣（東京サントリーサンゴリアス）
８　　ファウルア・マキシ（クボタスピアーズ船橋・東京ベイ）
９　　藤原忍（クボタスピアーズ船橋・東京ベイ）
１０　李承信（コベルコ神戸スティーラーズ）
１１　マロ・ツイタマ（静岡ブルーレヴズ）
１２　ニコラス・マクカラン（トヨタヴェルブリッツ）
１３　ディラン・ライリー（埼玉パナソニックワイルドナイツ）
１４　ジョネ・ナイカブラ（東芝ブレイブルーパス東京）
１５　山沢拓也（埼玉パナソニックワイルドナイツ）
１６　原田衛（東芝ブレイブルーパス東京）
１７　茂原隆由（静岡ブルーレヴズ）
１８　竹内柊平（浦安Ｄ－Ｒｏｃｋｓ）　
１９　ファカタヴァ アマト（リコーブラックラムズ東京）
２０　アイザイア・マプスア（トヨタヴェルブリッツ）
２１　小山大輝（埼玉パナソニックワイルドナイツ）
２２◎立川理道（クボタスピアーズ船橋・東京ベイ）
２３　長田智希（埼玉パナソニックワイルドナイツ）

【試合日程】
９月７日（土）日本代表　対　アメリカ代表　
熊谷スポーツ文化公園ラグビー場（埼玉）１９時０５分ＫＯ