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嵐山「オーバーツーリズム」対策で住民専用の『乗合タクシー』 紅葉シーズンの11月に試験運行へ 駅や住宅街などを周回

MBSニュース / 2024年9月10日 17時55分

嵐山「オーバーツーリズム」対策で住民専用の『乗合タクシー』 紅葉シーズンの11月に試験運行へ 駅や住宅街などを周回

 京都・嵐山。観光客でにぎわう一方、最近、“ある問題”が起きています。

 「大きな事故がいずれというか近いうちに起こってしまうんじゃないかと危惧しています」

 今年4月、こう話したのは嵐山商店街の会長・石川恵介さん。渡月橋から天龍寺方面を結ぶメインストリート・長辻通は、事故防止のため車両は土日祝日の日中に限り北行きの一方通行となっていますが、外国人観光客が曜日関係なく訪れるため、双方向に通行できる平日も危険な状態だといいます。

 平日の様子を取材すると、観光客とみられる人が歩道をはみ出て歩き、それを車がよけているような状態でした。また、混みあってすれ違えない状態になっている車の間を観光客が歩く様子も見られました。

 こうした状況に地元の人は…

 「家から出られない。家の前が渋滞。ここ毎日自転車で通ってるんですけど、人がいっぱい飛び出てくるからね。危ない感じですよ」

 石川さんは安全確保のためにも平日の日中も一方通行を実施すべきだと話します。

 (石川恵介さん)「(訪れる人の)8割くらい外国の方が来られるので、土日だけの規制が意味をなしていない。平日も含めて一方通行みたいにしていかないといけないのかなと思います」

 ただ、住民からはこんな意見も…

 「(Q平日も一方通行にするのは?)ダメです、それは。観光客より生活する人のため、それが第一ね。年寄りにはね本当にここバスがいかなくなったら歩きようがないですよ」

 こうした状況を解決しようと商店街と住民らは議論の結果、紅葉シーズンに向けて「新たな一手」を打ち出しました。

 それが、地元の商店街などが運営する住民専用の「乗合タクシー」です。商店街などが費用を負担し、11月後半の平日の10日間、朝の通勤時間帯などに試験運行される予定で、乗合タクシーは近隣の駅や住宅街などを周回するということです。

 9月10日の会議で正式に決定する方針で、観光客が集中し、地元の生活に支障が出る「オーバーツーリズム」対策の新たな一手となるのでしょうか。

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