1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

ねぎ農家による「九条ねぎ」盗難は“ノルマ”があったから? 容疑者が過去に働いていた農園も約860kg盗まれる被害

MBSニュース / 2024年9月18日 18時0分

ねぎ農家による「九条ねぎ」盗難は“ノルマ”があったから? 容疑者が過去に働いていた農園も約860kg盗まれる被害

 京都で起きた「九条ねぎ」の大量盗難。実は容疑者もねぎ農家でした。いったい何が起きていたのでしょうか。

 京野菜を代表する、甘さと香りが特徴的な「九条ねぎ」。「京のブランド産品」として市場でも高値で取り引きされています。ところが京都では相次ぐ九条ねぎの「大量盗難事件」が起きています。

 警察などによりますと、今年6月以降、久御山町周辺では8回にわたって九条ねぎ約3トンが盗まれ、被害総額は200万円を超えています。そして9月12日、警察は京都市伏見区の山本英雄容疑者(27)を逮捕。8月30日から9月1日にかけて久御山町のねぎ畑から九条ねぎ約216kgを盗んだ疑いが持たれています。

 実は、山本容疑者も九条ねぎを栽培している農家でした。関連は明らかになっていませんが、かつて山本容疑者が働いていた農家も、九条ねぎ約860kgが盗まれる被害に遭っています。

 (山末農園・代表取締役 村田和弘さん)「収穫途中のところが(約860kgも)刈り取られていて。腹立たしい気持ちやった」

 山本容疑者は約10年前、この農園で働いていたといいます。

 (山末農園・代表取締役 村田和弘さん)「10代のときにちょっと働いていただけやけど、仕事はよくできたと思う。うちでは真面目にしとった」

 村田さんは、山本容疑者がノルマに追われていたのではないかと推測します。

 (山末農園・代表取締役 村田和弘さん)「(山本容疑者は)契約して(九条ねぎを)ねぎの加工業者さんに納めていたし、『どうしても納めなあかん』というノルマがあったからやと思います」

 JAによりますと、猛暑の影響で現在、九条ねぎの生産量は減少傾向にあるそうです。

 久御山町は盗難対策として、のぼり200枚を畑に設置。今後は、防犯カメラの設置費用も補助する方針です。

 (久御山町・農業振興係 籔内雄基係長)「各農家さんがこの暑いなかでも一つ一つ丹精込めて作っている農産物ですよね。盗難していることは当然許せるものではないですし、今後起こらないように町からも啓発しようと思っています」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください