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【紀州のドン・ファン裁判】解剖医が死因などを証言「目立った病気は見つからず、胃から濃度の高い覚醒剤が検出された」

MBSニュース / 2024年9月28日 10時0分

【紀州のドン・ファン裁判】解剖医が死因などを証言「目立った病気は見つからず、胃から濃度の高い覚醒剤が検出された」

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県の資産家の男性が殺害された事件の裁判で、解剖した医師が、死因などについて証言しました。

須藤早貴被告(28)は6年前に夫で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家、野崎幸助さん(当時77)に何らかの方法で、致死量の覚醒剤を摂取させ、殺害した罪に問われていて、無罪を主張しています。

27日の審理では検察側の証人として野崎さんを解剖した医師が出廷しました。

医師は、「目立った病気は見つからず、胃から濃度の高い覚醒剤が検出されたため、死因は、口から摂取したことによる急性覚醒剤中毒と判断した」と証言しました。

医師はまた、野崎さんの腸の温度などから、死亡推定時刻を「午後8時から9時ごろが最も可能性が高い」と説明しました。

これに弁護側は、解剖医の計算には仮定の数値が用いられているとし、「推定に過ぎない」などと主張しました。

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