障がい者支援施設で『壁に頭打ちつける』自傷行為で男性が死亡 書類送検の職員ら４人が不起訴処分 大阪地検

大阪府内の障がい者支援施設で、男性入所者が頭を壁に打ち付ける自傷行為をしていたにもかかわらず、適切な対応を怠って死亡させたとして書類送検されていた施設職員４人について、大阪地検は「不起訴処分」としました。

２０２３年５月、大阪府泉南市の障害者支援施設に入所していた当時２６歳の男性が、施設の壁に自ら頭を打ち付け、死亡しました。

施設の管理者ら職員４人は、男性が頭を打ちつける様子を目撃していたにもかかわらず、行為を制止するなどの適切な対応を怠ったとして、業務上過失致死の疑いで２０２４年１月に書類送検されていました。

この職員４人について大阪地検は、９月２６日付けで「不起訴処分」としました。

不起訴の理由について、地検は「捜査の結果、証拠関係に照らし不起訴とした」とコメントしています。