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【ALS嘱託殺人】医師側は改めて無罪を主張 弁護側「被告を処罰することは個人の尊厳などを定める憲法に違反」 検察は控訴棄却を求める 大阪高裁

MBSニュース / 2024年10月2日 18時15分

【ALS嘱託殺人】医師側は改めて無罪を主張 弁護側「被告を処罰することは個人の尊厳などを定める憲法に違反」 検察は控訴棄却を求める 大阪高裁

 ALS患者を殺害した罪などに問われている医師の裁判。医師側は改めて無罪を主張しました。

 医師の大久保愉一被告(46)は5年前、元医師の山本直樹被告(47)と共謀し、ALS患者の林優里さん(当時51)から依頼されて薬物を投与し、殺害したなどの罪に問われています。

 一審で京都地裁は「恐怖や苦痛に直面していても憲法は『命を断つために他者の援助を求める権利』などを保障しておらず、被害者のための犯行とは考え難い」などとして懲役18年の判決を言い渡し、大久保被告側が控訴していました。

 10月2日、大阪高等裁判所で始まった控訴審で弁護側は「被告を処罰することは被害者の選択・決定を否定し、個人の尊厳などを定める憲法に違反していて、一審の判決は誤っている」などとして無罪を主張しました。一方、検察は控訴を棄却するよう求めました。

 判決は11月25日に言い渡される予定です。

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