「殺すぞ」パワハラ発言の京都府警本部長に訓戒処分 「不適切発言があったことは事実、深く反省し重ねておわび申し上げる」部下への不適切発言を認め謝罪

　「殺すぞ」と部下に発言するなどパワハラを行った京都府警本部長に訓戒処分です。

　（京都府警　白井利明本部長）「部下職員に対する不適切な発言があったことは事実であり、みなさまにご迷惑をおかけしておりますことをおわび申し上げます」

　１０月３日午後、京都府議会の本会議冒頭で部下への不適切発言を認め謝罪した、京都府警の白井利明本部長（５６）。警察庁などは２０２４年８月ごろ、白井本部長が警察本部での勤務中に部下に対して「殺すぞ」などと発言したという訴えについて、パワハラにあたると認定しました。白井本部長は、１９９１年に警察庁に入庁し２０２３年３月から京都府警本部長を務めていました。

　（京都府警　白井利明本部長）「府警察職員の勤務環境を著しく悪化させ、さらに府民からの警察への信用を失墜させた、深く反省するとともに、重ねておわび申し上げる」

　白井本部長は警察庁から訓戒処分を受け、１０月１４日付けで警察庁長官官房付けに異動する内示が出ました。事実上の更迭とみられています。新しい本部長には、警察庁で会計課長を務めている吉越清人警視監が着任する予定です。